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つづるるる。

そのときハマった漫画や本についてあれこれ書いてます。いまは青春兵器ナンバーワンの話題が多めです。

最終回を前にまたパンさん

明後日5日にてピアノの森最終回だそうで。最終回はまずカイと先生のストーリーが軸になるのだろうと思いますが、ああパンさん…楽しそうにピアノ弾いてるパンさんが見られたらいいな。あとは雨宮と誉子ちゃんのその後とかも!誉子ちゃんが修平くん呼びしてたらスタンディングオベーションだコラァー!!

そしてなにより阿字野先生のこれからの音色が最終回を彩ってくれることを楽しみにしています!!

この前、カイが初めてコンクールに出るあたりを読み返してたんですが、カイと誉子ちゃんと白石さんの掛け合いが、なんというかもう、のちのパンさんと雨宮の会話に似すぎて笑ってしまいました。雨宮をライバル視してイライラしてる誉子ちゃんに女がなんだ的な態度を取り、家族に振り向いてもらえるのがピアノだけなのに上がり症なんですーって話には甘ったれたやつキライなんだ発言、ったくよーみっともねーことしてんなよ的な態度が……パンさん小坊カイメンタルです…!!

ていうか、あのころのカイは雨宮以外には別に嫌われても平気だし何言われようと平気だし、ピアノが弾けたら楽しいし、とめっちゃパンさんの前身でした…ただそこに、レイちゃんや阿字野先生が居たという。愛してくれる相手や尊敬すべき導き手がいるということは、しあわせなことだよなと思います。

導くといえば、カイと先生の最後のレッスンのときに、阿字野先生がカイに、お前はわたしから必要なものだけを吸収していったカイというオリジナルだ、みたいなことをお話してましたけど、パンさんもきっと、阿字野先生に直接かかわらなかったとはいえ同じように先生のピアノを吸収し、得たものを自分の音に昇華させていったんだろうなと思いました。あの先生のことばが、なにも恐れずにベストを尽くしてというメッセージに含まれていたらいいなあと、というか先生ならそうどこかで思ってくれてるかもと妄想しております…。

パンさんはピアノを弾かなければ生きていけない人生を歩んできましたが、それが『聴かせて感動させるほどのピアノを弾かなければならない』っていうのは、大きなプレッシャーであったのかなと思います…
前のコンクールで優勝するまでどんな感じだったんだろう…

とはいえ阿字野先生の音を継承するピアノだから自分のピアノで感動するのは当たり前だ!って思ってたかもしれませんけど、読み返してみると本当に、ピアノを弾いた直後しか晴れやかな顔をしてなくて、それ以外は険しい顔になっているのが何度見てもなんともいえない気持ちになりました…

生まれてからずっと村の厄介者として扱われ、虐められ、買われてからもピアノを弾けないなら生きてる価値がないと言われつづけ、母親を恨み、どうして生きているのか意味が見出だせないけど、死にたくない、生きるしかない、生きていたい、そんな感情の中で、もしかしたらピアノを弾いているときは阿字野先生のピアノと音楽の世界の深さを感じる歓びに浸る一方で、もしかしたら自分以外の世界のすべてに、生きていてもいいだろうかと問いかけていたのかもしれない、だから阿字野先生に思う存分に弾いてくれと言われたときは、生きていていいと許されたのと同義のような、自己肯定というには大きすぎる想いに満ちていたのかなあ…。

どうかどうか最終回に笑顔のパンさんが見られますようにー!と願います!もちろんカイや先生、みんなで笑っていてほしいです。

 

こえだちゃん ピアノの階段と大きな木のおうち

こえだちゃん ピアノの階段と大きな木のおうち