つづるるる。

そのときハマった漫画や本についてあれこれ書いてます。いまは青春兵器ナンバーワンの話題が多めです。

まだ言ってる

先日ピアノの森のコミックスをアマゾンかどっかでチェックしたからか、ネットの広告に25巻の表紙が出てくるようになって、く…っ!ほほえみパンさんめ…!!とニヤける日々です。

パンさんのかわいいところといえば、なんだかんだで地獄耳、みたいなところです。耳がいいということなのかもしれませんけど、なんだよ聞いてんじゃん!ってことが多くて!初登場時の急に会話に入ってきて言いたいことだけ言って去ってったところから既にそうで、飛びに飛んで自分の過去が明るみになったあと、他のファイナリストのみなさんたちがパンさんの記事について話してるシーンがありますが、あそこもなんだかんだでしっかりまるっと聞いてて、くだらんって言うけど、心はそう割り切れてないような、自分の感情をまだ把握しきれてない感が大変かわいいです。言うつもりのなかったことも言ってしまうところもまさに、なんですが、感情的になると止まらないってところが普段はクールキャラなところも相まってずるかわいいです。

前の記事でも書いた、軟禁されてるときにソフィさんのピアノを聴いて、女のピアノなんてと聞き流してたって言ってるくせに、前より格段に進歩してるってしっかり評しててお前…!!ってとこも、実はしっかり聴いてるパンさんですが、このシーン、あの犯罪組織のおっさんと忌々しげに話してたり状況を整理しながらずっと考えこんでるときもオーケストラの演奏を硬いなあ…ピアノが加わったら良くなったなってちゃんと聴いてるところが、なんだかとても音楽への愛に溢れてるように思えて好きです。パンさんは自分が思ってるよりずっと、ピアノも音楽も好きなんだよと…。
パンさんのファイナルの演奏のときに、わたしは雨宮が自分の音色を掴んだときのことを思い出しました。このふたりも自分自身のピアノをうまく愛せずにいたけれど、そしてピアノを弾くことの苦楽が表裏一体のようであったけれど、自分の音色を愛せるようになって本当に良かったなと思います。

ただ、少しだけ、パンさんのファイナルの演奏後を読んで、あの音は阿字野先生に会う前にしか出せなかった音色でもう二度と出てこないのかも…と思うと、パンさんがさらに進化したとはいえ、なんだかちょっと寂しいなと感じたりします。パンさんの序盤のクールだったり悲しかったり、あの情念ドロドロ…としたものも感じさせるピアノも好きなんですよね!これでもかーこれでもかーと自分の気持ちを冷たく発散させてるツンツンなパンさんもキャラとして好きなので、普段の性格にもツンツンしたところが少しは残ってるといいなー…でも多分、どんなふうになってもおいしいと思うんだろうな、パンさん。