つづるるる。

そのときハマった漫画や本についてあれこれ書いてます。いまは青春兵器ナンバーワンの話題が多めです。

青春兵器7巻感想・大団円の最終巻とやっぱりすごかったさい藤さん愛

とうとう出ました、出てしまった青春兵器最終巻です。エージくんがコミックスの表紙になるのを楽しみにしていましたが、それが叶うのは最後の巻だというのもうっすら感じていたので、このエージくんが笑顔の表紙になんとも言えない切なさがこみ上げてきました。(人物紹介ページのエージくんのチョイスも最高だと思います)桜の花びらがまた別れと出会いの一冊にぴったりだなと思いました。カバー折返しからその下までキャラ盛りだくさんで、まさによくばりまくりの最終巻だと思います。

7巻の収録回はほとんど感想が書けてなかったのでぶつぶつ書こうと思います。
mission.55、ツーくんが生徒会長になる回。え…そんな後だったっけ…?って思うくらい、もうずっと前からツーくんは副会長の岩本くんとつるんでた気分でした。ところで岩本くんは選挙公約に不純異性交遊の禁止を謳ってましたけど、よかったね禁止にしなくて!!と最終回を見つつ思いました。
ツーくんの演説はいいなあ…と思います。ツーくんは生きていくうえで大きな障害があるものの、自分が選んだからいいんだっていう信念があるので説得力があるなと思います。
そして前回の生徒会選挙のときと違って、人間世界の青春を知った零一たちがやれる選挙なんだなと思います。青春真っ只中のノリ。

mission.56、長い校長先生のお話。貧血でぶっ倒れそうになってた子が自分たちの時代にもちらほら居ましたが、いまもそうなんだろうか…。
エージくんたちの校長先生、たまに出てくる好きなアシスタントさんの絵柄…!(例:ファミレスのお客さんとか大家さんとか)とても可愛いです。そしてタフ。エージくんと委員長推しの自分としてはほほえましいシーンに満足…。
この回は小ネタがジワジワくる回だったなと思います。ドローンについてた謎の宇宙ロケットモードとか、零一が羊羹になってボス(校長)を止めに行くのはカーレンジャーのようなよくわからなさがあって挙げ句アンヌちゃんとゴローちゃんに食べられるという恐怖。良かったね零一、アンヌちゃんと一緒だよ…!!(狂気)ルーベンスの絵画にも笑ってしまいました。どうでもいいですが、うちの子供はこの回のツーくんがツーって言ってるのがいちばん好きなようです。この回を読むとしばらくなんでもツー!ツー!言ってる…

mission.57、ビーチバレー回、もとい夏休み回らしい夏休み回。一度目のときは無人島に遭難してたエージくんと零一たちがごく普通の夏っぽいイベントをしているだけで感動してしまいます…。しかしビーチに来てもエージくんは制服なのだった…。青春能力値0→1への道は遠い。
ナンバーズ同士の対決に気合入れてるアンドリューさんたちが好きです。あとドス黒くなった零一の横でずっとビーダマン化してるハチは見るだけで笑ってしまいます。白にも黒にも染まる生きる狂気ハチ…。
後半はエージくんの変顔で押し通されて笑いが止まりませんでした。ぽかんとしてるエージくんの周りでは彼を置いてきぼりにして真面目な(劇画な)ドラマが繰り広げられて好きです。ユウちゃんも零一と出会って成長したんだな…。ゲーム…おかし…で消えかかってるコマが大好きです。命がけで馬鹿やれる青春、高校の夏休み。
番外編の室内スイカ割りは斬新なアイディアだなと思いました…。片付けるのめんどくせーっていうエージくんの親目線も好きです。

mission.58、藤さん、金未来杯に投稿する。Q&Aで優勝したことがわかりました!藤さんおめでとう!!今回の藤さんの投稿が前と違ってファンタジーなところもすごいなと思いました。この回では本気モードのメガネ委員長も見られて嬉しいです。
学生時代、自分の友人も雑誌に投稿をしていて原稿を手伝ったことがあったので個人的にとても懐かしい気持ちになる話でした。専らベタ塗りとトーン貼りをしてましたが、人手が足らず友人の妹(小学生)にも手伝ってもらうために、零一のようにベタ塗ってほしいところを『ここ』って作ったりもしてました。スクリーントーンは学生には高価なものだったので、節約して貼ってね!ってきつく言われた思い出…。
途中で倒れた藤さん、連載している人はこれよりもっと大変なんだから…って、本当にそうだなあとジャンプを読みながら思います。(最近ブラクロが下描き増えてて心配です…。)漫画家とはこうあらなくてはならないよってエージくんのセリフが、実感籠もってて笑えます。指示表がさらっと一護でダダ漏れるブリーチ愛。
センスのかけらもない原稿に塗り替えられてしまった藤さんが切なくてなりませんでしたが、プロアシ本気モードになった委員長が居て良かったねと思います。青春兵器の不憫担当、藤さん…!!

mission.59、ゴローちゃん健康診断の巻。海のトリオの皆さんと病院で鉢合わせなわけですが、例によって元同僚が女子高生のペットになっている現実に打ちのめされるシーンが大好きです。ハチに心酔気味な09くんがハチと似たようなショックの受けかたで、気の毒ですが笑ってしまいました。でもそこで世界の広さや多様性を受け入れようとする03さんが好きです…。
そして青春兵器名物、自分の職務を全うしようとする出来た大人…今回は動物病院の院長、古谷先生でした。自分の常識が通用しないかもしれなくても、レッツトライの精神がすばらしいと思います。
それにしてもゴロー師匠の割り切りの良さについていけない06くんがちょっと気の毒。
ゴローちゃん、未知の生物でした。レントゲン撮ったときにコゴローたちが写ってるのかなと思うとなかなかホラーです。そしてただのアザラシと言われてしまった06くん。兵器じゃないの…!?ってドキドキしてるエージくんと09くん。常識に囚われたら駄目なんだ…。
健康診断の結果、ペットの健康対決はゴローちゃんの勝ち。03さん側の敗因が栄養の偏りというのも海野先生としては聞き捨てならないポイントだったんだろうなと思います。しょうがない…美味しい食事と体にいい食事は別物なので…。でも最後、貪欲に栄養バランスを考えた食事をリサーチに行く03さんが好きです…!!海野先生の次のレシピ本は、家族いきいきヘルシー系だと思います。エージくん買わなきゃ…!!!

mission.60、夏祭り。この回が青春兵器最後の、平和なひとときでした。この回のアンヌちゃんはどこをとっても可愛かったです!!長谷川先生が頑張ってた…!!
夏祭りで好きな女の子とバッタリという奇跡は案の定「やったなお前!?」でした。ハチのナイスアシスト…!ハチの場合はやりすぎですけども、友人の恋のお膳立てをするのもまた青春ですね!青春兵器と一緒に買った青のフラッグでも夏祭りのお話がありましたけど、恋にいい友人はつきものだなと思います…。けど友達の財布に札束詰めるのはなかなか怖い。
ごく自然にいい雰囲気になるアンヌちゃんと零一…かわいい。優柔不断な零一に行動派のアンヌちゃんがベストマッチ!!多少のハプニングはあったものの、謎の巨大金魚に食べられたら好きな子が助けに来てくれたし、抱っこしてくれたしで結果オーライ…!りんごあめ食べてるアンヌちゃんも可愛い。
自白作用のある花火って相変わらずハチ恐ろしい!って思いましたけど、そこで出た零一のことばが、アンヌちゃんはお祭り楽しかったかどうか、というのがすごくいいなと思いました。相手はどう思っていたか、気にしすぎるのもアレですけど、アンヌちゃんのことを考えずストーカーまがいの告白をしようとしていた零一が人間として成長したんだな…としみじみしたシーンでした。
とびきりの笑顔で楽しかったと言ったアンヌちゃん。あとは好かれている自信を持つだけだ零一…!!
まさかこのハートウォーミングなエピソードがロミジュリ展開の前振りだとは思いもよらなかったのです…。この回以降のアンヌちゃんは切ない…。

mission.61からの修学旅行からは最終回まで一気にシリアス展開でしたが、突然の人気投票結果発表が入り、更にコミックスではおまけページで投票結果に使われたさい藤さんのボツ写真が6枚掲載されるなど、なかなか混沌とした流れだったと思います。長谷川先生の、元彼の写真を今彼に撮らすという鬼畜の所業。しかも50枚!さらにそのうち厳選した6枚を残り少ないおまけページにどデカく掲載。理由が「もったいないので載せました」なので、長谷川先生のさい藤さんへの愛は盲目的であると思います…。深いです先生…重いです先生…。戸出さんは、さい藤さんを愛している長谷川先生ごと支えていくんだ!というめぞん一刻の五代くん的な精神で仕事をしているのかな…などと一瞬思いましたが多分そのへん仕事としてとても上手に割り切ってるんだろうな…。(そしてキャバクラで先生を放置する戸出さん…)途中から何を書いてるんだかわからなくなりました。愛だぜ、愛!(悪女)

最終巻ということで、青春兵器のバックボーンが語られたのもとても楽しかったです。大好きなウルトラマンが根底にあるということでしたが、人間より高い能力を持つ存在から見た人間の生き様とは…みたいなテーマは前作からも感じられましたが、そこに良いことも悪いことも見つめていくまなざしのやさしさは特に長谷川先生ならではのさじ加減というかセンスじゃないかなと思いました。

そして最後の最後に描き下ろしで零一たちのその後が描かれてましたが……これエージくんと委員長は現在付き合ってると受け取りました…!!!妄想甚だしいですがそう受け取りました!!!4話から応援してたからそう思ってもいいじゃない…!?と、動揺しまくりながら何度も描き下ろしを読みました…。(元)委員長とハチの会話がどこか大人びている感じがあって、ハチの言葉のニュアンスがそれっぽくて(ハチと委員長の職場が一緒ならエージくんに会うのも一緒だけど、それとは別で委員長はエージくんと会っているということで…)、友だちって視点ならアンヌちゃんも話題にのるじゃないってツッコミと、委員長が「エージくんには友達がいる」って笑顔で言うんですけどこれ委員長は友達の立場から言ってないとも受け取れて(激しい妄想の飛躍)しかもその顔がちょっと彼女っぽい顔してて…!!?(自分が信じたいものを見る者の視点)ということで長谷川先生、最後の最後で藤さんの漫画ネタ回収ありがとうございました!!!

ツーくんも一緒だし零一&アンヌちゃんも一緒に夢のキャンパスライフだし、彼らの青春はまだまだこれからだ…!!!というエンディング素敵でした。03さんたちの旅立ちは寂しいですが、03さんならどこかの国で本当の英雄または為政者になってそうな気がしなくもないです。ナナ姉は東くんのサポーターでしあわせそうで…みんな日常をエンジョイしていて素敵なエンディングだと思えました。
あともう少し読みたいなと心底思いますが、そのへんで終わるのもまた余韻があって、名残惜しさもまた味…ともいまは思えています。何より、心から好きだと思える作品に出会えたことを嬉しいです。

青春兵器どうもありがとう…!!長谷川先生お疲れさまでした!!
次回作も楽しみにしています。 

f:id:pm1085:20180505231623j:plain

青春兵器ナンバーワン 7 (ジャンプコミックス)

青春兵器ナンバーワン 7 (ジャンプコミックス)

 

 無料試し読みが出来るようです!