つづる。

そのときハマった漫画や本についてあれこれ書いてます。

旦那も子供もお母さんも・エンジョイMOTHER2 ギーグの逆襲

2019年初のブログは『MOTHER2』です。初って言ってもう3月なのですが、というか前回の記事が夏なんですが、そんな気ままな感じで今年もいきたいと思います。

ということで、今年の一月からちびちびとプレイしていました。きっかけは子供のスマブラです。失礼ながらなにやらそんなに強くなさそうな感じの男の子についてこのキャラがさ~とやたら得意気に語ってきたのですが、あなたそのゲームやったことないじゃん…元ネタを知るともっと楽しくなるんじゃない…?などと話してたところ、ゲーム好きの旦那がさっそくDS版をダウンロードしてくれたのでプレイ開始。

MOTHER2』といえばあのキムタクが出てる「まざつーーーまーざつーーー」のCMと赤いパッケージでおなじみ…とゲームに疎い自分でも人気のあるソフトと認識してたんですが、あの糸井さんがプロデュースしたということで、ゲームプレイというより糸井さんワールドを読むつもりではじめたら、もう、とても楽しい!!家事の合間にいまのダンジョンをどう攻略したらいいんだろう…ってソワソワしながら一日一時間ゲームをする日々でした。もっとやりたいって気持ちになるけど子供にしめしがつかないので、ぐっとこらえてDSを閉じる日々です。毎度悲鳴を上げながらゲームの時間を終える子供の気持ちが少しわかりました…。

ゲームの主人公、ネスくん。名前を決めるところでSMAPの名前が候補に出るという遊び心に笑ってしまったのですが、まさかSMAPが解散しようとはあの頃のプレーヤーさんたちは思いもしなかったのではないでしょうか…なんて思いながら名前入力。(好きなものにもりソバって森くんそんな扱い)

もう赤いパッケージしか頭になかったので、ゲーム全体の色合いのマイルドさや造形のかわいらしさが意外でした。建物や景色もかわいい。犬もかわいかった…けどすぐにビビってついて来なくなっちゃうのが寂しい。でも気持ちはなんかわかるなーっていう、クスッと笑えるところがありました。ほんわかとした色合いだけど、しょっぱなから隕石見に行きたくない怖さ。(ビビリ)そして、すぐにいなくなるというとブンブーンですが、あの唐突なラストから、うっすらとこのゲームの毒気みたいなものが垣間見えてたなとのちのち振り返って思います。ポーキーも、ちょっといじわるなジャイアンみたいなキャラだと思ってたらまさか…でした。終わった時点で少し心配だったのはポーキーの弟くんのことです。オネットの序盤と場面にすればほんの少しの事ですが、それでもなんとなくポーキーの家はきついな…と思えるようなインパクトある会話でした。

そしてネスは冒険の旅へ…ということで街に出ますが、会話のインパクトはつづく…というかむしろ街のキャラとの会話がゲームの楽しさのひとつだなー!と、街ではあっちこっちでダラダラと会話ばかりしてました。RPGゲームについては無知であとはゲームセンターCXを見たぐらいの知識ではありますが、会話の言い回しのセンスは糸井さんならではなのだろうなと思いました。犬が()つきでしゃべってたり、ツーソンでポーラとネスがおにあいだと思ってた…って何度も言ってるおばあちゃんとかスリークのぶっ倒れたゾンビとか特に笑えます。オネットの市役所のぶっちゃけぶりやポーキーの家族もそうでしたが、絵柄と裏腹に台詞の中身がだいぶ現実寄りで世知辛くて、それがギャップになって面白いんだろうと思います。それでもこれはゲームの言葉だと受け止められるのは、言い回しのおかしさで言葉のトゲが丸くなって、ゲームの世界に沿っているからなのかなと感じました。

特に好きなのはアイテムの箱や物に間違って話すコマンドを使ったときに「だれにはなしかけているのだ」ってツッコミが来るのと、お父さんとの電話(レベルがMAXになったときとか)、配達できないエスカルゴ運送(エスカルゴなのに早い)とマッハピザの店員さんの疲れた会話です。

…と書いたところで現実寄りなのは台詞だけじゃなかったなと思いました。所々で堅気じゃない人が武器売ってたし、青い村なんかもうモロに怖い所でした。あの無人売り場で買い物客を見張ってる人とか物を買わないと怒る店員とか、ネスたち子供を取り巻く社会の、ゲームとして描かなくても困らないところまでも関係なく描かれているんだなと思いました。このへん、子供は別になんとも思わず進めているようでしたが、トンズラブラザーズはまた騙されてるの!?なんてところは親子で話題にしていました。いいひとたちなんだろうけどね…って呆れる認識は共通。それにしてもトンズラさんとビーナスさんの舞台がずっと流れてるのも楽しかったです。売れっ子になったビーナスさん…。

ポーラ、ジェフ、べんぱつ、のメンバーで旅をしてましたが、とにかくビビリなのでメンバーが多いと心強いな…と思いました。グレートフルデッドの谷は一番怖かった気がします。次いでおさると一緒のウインターズ。(でもウインターズのBGMは特に好き)でもメンバーが増えたからって安心してるとすぐ気絶する!!てか気絶っていうけど頭の上に輪っかあるし足無いからそういうことですよね!!!気絶までいかなくても、砂漠のポーラの熱射病とネスのホームシックにはびくびく怯えてました。ストーンヘンジ基地の途中で突然ホームシックにかかったネスには泣かされました。すぐ引き返して電話した!!子供だもんね…仕方ない…。

仲間がいれば、なんて上で書きましたが、しかしぼやっとしてるとすぐ全滅してました。ポーラがさらわれた後のジェフと二人でクリアした停電デパートだけでも怖かったのにムーンサイドめっっっっっちゃ怖い。ネオンで象られた街が素敵ー飛べイサミのエンディングみたいーなんて思ってたのも一瞬で、敵も強いし急にどこかへ飛ばされるし、ハッピーハッピー村とはまた方向の違った狂気を感じました。早く帰りたいと思ったのはムーンサイドとマジカントです。マジカントはフランクリンバッジをネスに装備させずに行ってしまったので半泣きでした。マジックタルトとトリュフを持てるだけ持ちました。フライングマン、むごいことしてごめんよ!!!

とにかく画と音楽の雰囲気に飲まれやすいので必要以上にビビッてたのですが、グレートフルデッドの谷とムーンサイドとデパートと魔境とストーンヘンジ基地とマジカントはとても怖かったです。あとゲップー戦は本当にゲップが聞こえてきてうわーと思ってたらはえみつのことをすっかり忘れていて3回くらいゲームオーバーになってました。攻略サイトを見ようと思ったのはこのへんからです…。攻略本はプレミア価格がついてると教えてもらったのですが、子供の友達の友達の友達の親せきは持っているらしく…関係が薄すぎるので借りれませんでしたが、以前ペルソナ初代と 2をプレイしたときに攻略本が面白くてずっと読んでたので、MOTHER2のもいつか読んでみたいなと思いました。

あ、帰ってきたオネットでも即全滅してました…。スターマンセンゾとジロリンガコンビには会いたくなかった…でもめがみのリボンのためにえんやこら。

ダンジョンはビビりまくった一方、どせいさんの村とグミ族の村はとても和みました。子供はどせいさんが大好きらしくサターンバレーから用も無いのに動かず、わたしは無口なグミ族にずっと話しかけてました。無口なやつらとは合わないといって出て行ったグミ族もまたかわいい。そして、そういう集団の分裂もよくあるよなーなどと思いました。どせいさんもとてもかわいいかったです。独特のフォントや台詞がかわいい。かわいいのに、どせいさんが何故かどんどん居なくなるとか途中が怖い。ゲップーのところで働かされてる時にしっかり逃げないように重しがついてるのも悲しい。

悲しいといえばネスたち子供たちが世界を守るために化け物や青ざめた大人や異星人と戦うこと自体がそうなんですけど、終盤まではあんまりその悲しさに気づかない…というよりもむしろ世界を救う冒険だーー!!って楽しさが大きくて、あの最終ダンジョンまでそんなこと意識しなかったんですよね…。ウィンターズでネッシーみたいな生き物に岸まで運んでもらったりUFOで知らない世界をどんどん越えて行ったり、助けた陽気なおじさんたちのバスに乗せてもらったり、海だ砂漠だピラミッドだ地底だ心の中の世界だーと、行かないところは宇宙くらいってくらい冒険したので、最後に体を捨てる選択をする展開は、ネスたちが気の毒でなりませんでした。あの角ばった4人はなかなか見るのがつらかったです。レベル上げるところまで上げて、ママや妹が心配するけどどうってことない!くらいの気持ちだったので…。ジェフも、お父さんに改造させられるなんて、このへんは思わずサイボーグ009のイワンとガモ博士を連想しました。考えれば考えるほどつらい…。

ただ、途中でべんぱつこと、プーの修行もプレイ中に背筋がひやりとして、最終ダンジョンでロボットになってしまったとき、プーの修行はここにつづいてたんだなと妙に納得しました。最後に心も取られて、ムになる修行だからとはいえここまでやらなきゃいけないの!?となかなかショッキングだったわけですが、先日ちょうど某バラエティ番組である方がライオンに首やら手足を食べられ骨になるまでのことを瞑想するという話を聞いて、ムの修行の先にあるものについて想像が掻き立てられました。後にプレイ感想ブログを拝見しに行ったりしたんですが、子供心にはあのロボットになる決断は怖かったという感想をいくつか見かけて、大人でもそうなんだからそうだよね…と、まだサターンバレーの温泉でぬくぬくしている子供は果たしてどうクリアするのか気になるところです。

 後戻りのできないラスボスバトルは、見た目も一気に怖くおどろおどろしいものだったなと思います。ギーグって人が出てくるのかと思いきや、ぼやけたネスの顔と引き返せないところまで行ってしまったポーキー、さらに自分が何者なのかもわからなくなった昔の心霊写真もどきのような怖い顔かと思いきや胎児のようなシルエットが分裂して、台詞も怖いというか気持ちが悪いし音楽も追い立ててくる感じで、心臓も早鐘を打っててました。が、最後の攻撃が祈りというのが素敵だなと思いました。それまでの暗い雰囲気が、これまで出会ってきた人々の想いで少しずつ照らされて、最後にプレイしてる自分自身もその祈りに加わっているという一体感に驚きつつ、とてもほっとしました。大事な人たちとの想いが悪を撃つ。

エンディングは、本当に良かったーーーーともう子供たちのマザー目線でした。通りすがりの天才写真家さんが撮ってくれたアルバム は、それほど時間が経ってないのに懐かしささえ感じました。ネスと送られるポーラもかわいかったです。もし将来ネスとポーラが結婚式するときはスクリーンに流したらいいんじゃないかと思いました。それにしても、女の子の武器がフライパンなのも笑ってしまいます。確かに身近な鈍器ですね。あとジェフの甲斐甲斐しい友達は恋愛的な意味でジェフのことが好きだったという裏設定も感想ブログめぐりで知ってびっくりしました。プーも故郷の女の子にモテモテだったなー。皆それぞれ、冒険の日々を誰かに話したりするのかもしれません。

思いがけず、楽しい思い出を作れた『MOTHER2』でした。これでスマブラに出てきたネスはわかったのですが、リュカは『3』のキャラということで、またそのうちそっちのほうもプレイしたいなと思いました。(初代も!)

とりあえず家にWiiUが無いので、物置のどこかに眠っているらしいアドバンスを探すとこからはじめます…。  

 

MOTHER 1+2 オリジナル サウンドトラック

MOTHER 1+2 オリジナル サウンドトラック