つづる。

そのときハマった漫画や本についてあれこれ書いてます。

さらざんまい1~6話まで感想・たぶん嵐の前の静けさ

さらざんまい、前半のクライマックス6話が終わりました。以下だらだらとした感想です。どうでもよくないですが今日発売のananを買いました。ananでさらざんまい特集…ファッション誌とアニメ誌の垣根もあまりない時代なんだなぁ…とオタクの出がらしみたいな自分には新鮮な驚きでした。ほんと昔オタクだったぐらいの現状なのでさらざんまいの主演3人の声優さんも名前を今回初めて知りましたし…ていうかお名前知ってるのが釘宮さんと諏訪部さんと宮野さんくらいで……(ちょい役の関さんと檜山さんには驚きでした)、素敵な声優さんたくさんいらっしゃるなーと5話の村瀬さんの演技に泣いてました。宮野さんはキャロルアンドチューズデーのアーティガンが好きになってきて楽しいですファイア!

そんなわけで初ananが幾原監督&さらざんまいになるだなんて感慨深いです。MOREとかオレンジぺージとかたまに買うんですが…さらざんまいのおかげでインスタも登録したので、おばちゃんの重い腰がどんどん上がっていくわさらざんまい…楽しい…みたいな毎日です。dアニメストアも使ってしまったとうとう。サムライチャンプルー観返してます…。ananのインタビューは面白かったですが、ピンナップがすごい…anan仕様みたいで笑ってしまいました。

さて6話ですが、一稀役の声優で幾原監督ファンの村瀬さんが神回!って語られてて、すでに小説版を読んでこれアニメで観たらそう感じるだろうな…と思いながら本放送を観て、さらざんまい完!応援ありがとうございました!みたいな内容でとても楽しかったです。

ピングドラムでは運命の乗り換えの為にその身を焼いて最愛の人を救い、ユリ熊嵐では自分の身と心を砕いて愛の世界に旅立つ…という自身の愛する者のために(愛のためではなく)選んだことが結果的に自分消すことにつながっていくストーリーでしたが、さらざんまいでは6話にして、これまでの監督の物語でキャラが取ってきた選択について「そんなのは嫌だ!」と残されそうになる者の声を上げ「胸糞悪いこと言ってるな、他の方法を考えろ!」と、自ら死を選んだキャラたちのその周りにあった感情を見せられたような思いである意味爽快でした。(ウテナはなんと言っていいものか…ウテナは自己犠牲を意識してなかったので、友情の物語だと思っています。)

多分、6話で燕太くんと悠くんが言ったことがピンドラを観ていたときの自分に重なったところもあったからなんだと思います。物語として美しくまとまる話に、心打たれつつも、死なないでくれと思う気持ちもとてもあって、同じように感じられたファンの感想も見かけたので、だから幾原監督作品大好き村瀬さんも少なからず、あの物語の先を見たという思いがあったのかなと思いました。しかも今度は物語の主人公としてストーリーのど真ん中で体感するという……声優さんっていいなー…!!

幾原監督の作品はどれも献身とか自己犠牲といった描写が観られますが、主人公が少年少女で、大人が居て社会もある中で、周りに及ぼす力も少なく、身を粉にしなければどうしようもないくらいの立場であり、それでも気持ちを抑えきれない、身の丈に合わない救済をしたいと身を捧げていく姿が印象的です。

誰かと生きていくのは時にそれほど過酷なものなのかと感じ、また一方で、いま身近にいる大切な人の為にそこまでのことが出来るのかと問われている気もして、作品全体から伝わってくる切実さや迫りくるものに胸が痛くなることもあります。そしてインタビューでも監督が度々語られているように、震災以降、度重なる天災もあり、そうした出来事がすぐそばにあることも知っているし、そうでなくてもいま家族という関係で病んでいるひとがさまざまな媒体で取り上げられているのを見ると、つながりというものを見つ直そうとするようなアニメが生まれたのもなんとなく納得します。

と、なんか真面目くさったことを書いてしまいましたが、舞台が現代の浅草で、そこに生きるさらざんまいの少年3人には、OPの最後らへんのカットのようにわーいって笑顔で笑いあって終わってほしいな…と思う6話でした。家族の問題が一区切りして笑顔を取り戻した一稀くんを見て、こっちもよかったね…と笑顔になりました。一稀くんが言った通りふたりがいなければ春河は助かることもなく、一稀くんもあの場に帰ってくることは出来なかったでしょう。家族を喪い兄弟を何よりも大切に思う悠くんだからこそ、馬鹿馬鹿しいと言いつつも一稀くんのたくらみに協力したし、それが一稀くんの心の支えになっていたと思いますし、一方、心配や思う気持ちは届かずとも一稀くんの笑顔が戻ることを信じる燕太くんが居なければ、他人と関わろうとしない悠くんの心も動かなかったでしょうし、春河の気持ちや想いをつなぐことは出来なかったと思います。

そして3人を意図せずつないだものが望みが叶う希望の皿という名の欲なわけですが、皿の存在を知った3人はとてもアグレッシブになりますが、欲望を持つこと=生きる目的を持って生きるというテーマを浮かび上がらせているなと思います。6話目でカパゾンビたちは尻子玉を抜き取られたら存在ごと消えることを知り、死ぬより酷い、とカッパ少年たちは感じるわけですが、さくっとサシェゾンビを倒してたので、もう3人には迷いがないんですよね。さらざんまいのうたの歌詞のとおり、自分の命=欲望を手放さない。強い意志。欲望の世界も弱肉強食。ただ欲望を叶えるためには個人ではどうにもならないということばかりで…。

現在希望の皿は4枚でリーチがかかってますが、だれの欲望が叶えられるのかも気になります。一稀くんの欲望は今回で叶ったので(家族を拒む心も無くなった)、残りは悠くんと燕太くんの望みですけど燕太くん的には一稀くんがサッカーをまた始めるかにかかっていますね…。そして一稀くんとしてはもう悠くんに使ってほしいと渡してたので、重いものを抱えすぎてる悠くんの願いが優先されるかもしれません…。けどここで皿が欲しい人が増えたので…悪い子だーれだってこわいお巡りさんが来てしまうんでしょうか。

6話で一旦話にピリオドはついたような感じですが、これはウテナでいうところの生徒会編が終わったくらいなんだろうなー…と思います。本番は後半からで一気にドロドロになるのが幾原作品の常で…おまわりさんサイドも後半動くということなので…ってか片割れが死にかけている…みたいな6話でしたので、超生物ケッピの動向といいこれからが気になります。7話の予告編がほのぼのとしているので、ここから急降下で突き落とされるんだな!と思いながら7話を楽しみにしています。

コミカライズもまた楽しいですね!!!ほんわかテイストであの一話。

comic-boost.com

  

さらざんまい 音楽集「皿ウンドトラック」

さらざんまい 音楽集「皿ウンドトラック」

 
スタンドバイミー(期間生産限定盤)(DVD付)(特典なし)

スタンドバイミー(期間生産限定盤)(DVD付)(特典なし)